漸く見てきました。グレイテスト・ショーマン。
ずっと気になっていたけど、正直なところもう見に行かないと思ってました。この作品をみた友達がボロクソ言ってるの聞いちゃったし。ララランドあんま好きじゃなかったし。
率直な感想。楽しかった。油断してたら泣きかけたよね。
曲が非常に良かったです。もうしょっぱなから鳥肌立ちました。
最初の足を踏み鳴らすドンドンって音でもうやられた。あーいうベタにゾクゾクする音楽、大好きです。
で、あの予告でも良く聞いていたあの曲。いやぁ、やばかった。この時くらいまでは、「いやいや、騙されないぞ。ララランドの時も最初がピークだった」とぎりぎり冷静保っていたんですけど。
10分しないうちに崩壊。気づいたらめちゃめちゃ集中して見てました。
バーナムの娘二人が歌うのにも泣きそうになったし、なによりショーで劇団の皆さんが歌ってるときは完全に泣いてました。特に、髭の女性が力強く歌うthis is me (曲名違ったらすいません。)はもう我慢出来なかった。
ストーリー事態はものすごく単純。というかベタ。子供向けアニメでも今時もうちょい捻りがあるよ?
だけど、それが逆によかったんじゃないでしょうか。下手にストーリーに気をつかわなくていいから安心して曲にのめり込めました。
ララランドの時は、途中でほとんど歌がなくなって残念な思いしたし。ストーリーもそれほど良かったわけでもないので。
グレイテストショーマンでは、完全にストーリーはおまけ。あれだけ素敵な曲だらけなら別に問題ないんじゃないかと。ストーリーがシンプルな分、曲が際立ってたと思うよ。
バーナムの自分勝手さはむかついたし、劇団の皆さんの優しさも信じられないけど。途中であっさり消えるリンドについても気になるけども。
まあ、あの時代に彼らを個性として認めたバーナムの存在はそれだけ大きかったのかなと思えば。こんな言い方失礼かもしれませんが、ゼロから出発だった彼らにしてみればバーナムの一瞬の冷たさなんて息子のちょっとした反抗期くらいなのかなって。
義理と人情を主食に生きてる私にとっては、割りと好きな展開でした。良かったよ、変にひねくれなくて。
リンドに関しては…。いいでしょう。そこ気にしても仕方ないし。アンパンチされた後のバイキンマンの心配する人もいないですしね。
色々評価があるのは知ってましたし、期待もあまりしてませんでした。映画好きやミュージカル好きから見たら、蹴ろうと思えばいくらでも蹴れそうだけど。
でも、なんていうか純粋に好きな映画でした。
映画もミュージカルも中途半端にしか知らないので、その分この作品を楽しめた私は幸せだと思います。
この作品、楽しめた人は是非「sing」見てください。きっと楽しいですよ。むしろストーリーはこっちのがしっかりしてるかも。
明日、私がグレイテストショーマンのサントラ買ってたら、単純な奴だと鼻で笑ってください。