she_ka’s diary

趣味のことを色々と。

ヲタクに恋は難しい

いきなり言います。この作品、大好きです。

ほんっっっと、よかった。pixivでこの作品の漫画をずっと読んでて、もともと大好きだったんですけど。アニメが特別好きってわけではないけど、とにかく作品全体が大好きです。

アニメ、終わっちゃってほんと悲しい…。4月から、つらい一週間の中でも一番つらい金曜日をヲタ恋の録画を見ることだけを頼りにがんばってたのに…。木曜の深夜にリアルタイムで見たいのを我慢して、金曜を乗り越えてたのに…。もう来週からどうしていいか分からない。

宏高が大好きです。ゲーム嫌いだった私がちょっとゲームに興味持ったくらい。

あんな恋人がいる成海がほんと羨ましくて、羨ましくて。そのうえ、花ちゃんや樺倉さんのような素敵なオタク仲間がいて。

あーーーー。羨ましい。

最近気づいたんですけど、私ってオタクなんですね。

今さらなにを、って感じですけど。本当に今まで知らなかったんです。

私が通っていた高校が少し変わっていて、めちゃめちゃオタクが多かったんです。もちろん、一般的な高校ににもあるキラキラな人種とオタクな人種はいたんですけど、その2つが上手く共存してたんですね。

サッカー部とかバスケ部のイケイケ男子が、オタク男子とアニメの話してたり。スカートめっちゃ短いキラキラ女子女子が学年1の秀才女子とテニミュを熱く語ってたり。

そういう環境にいたから、オタクって本当に普通に周りにいる存在だったんです。もちろん私にもごりごりのオタクな友達も腐女子の友達も普通にいて。彼女たちに比べたら、私は全然オタクじゃなかったんです。私をオタクって呼ぶには熱量が足りなかった。私じゃ、彼女たちのオタク仲間には役不足だった。

なのに、高校を卒業して、大学入って。そしたら周りにぱたっと所謂オタクと呼ばれる人種が居なくなったんですね。いや、いるにはいるんだけど。なんていうか、あまり好意的に受け入れられてないというか。変わった人達、として彼らは見られている気がする。

私の周りには、漫画も小説もアニメも見ない人ばかり。で、私は自分がしっかり創作物大好きなオタクだったことに気づきました。

私はビビりだから、そういう創作物が好きなことをどこか隠して生活してる。あー、やっぱり一般的にはこうだよなってすごく寂しかったんです。

それで始めたのがこのブログなんですけど。

そんなことは置いといて。

成海にオタクな自分をさらけ出せる人がいるのが本当に羨ましかったです。宏高も樺倉さんもイケメンさんだし。花ちゃん美人だし。

この作品の日常感も好きでした。特別何が起きるわけでもなく、ただただ彼女達の日常が続いていく。

恋人らしいもやっとした感情やちょっとしたハプニングみたいなものはあるけど、それを無理やりドラマチックにすることもない。

ちょっとがんばって、それでまあ時間が解決するかな、くらいのゆるさが最高。

私が一番好きだったのは、4話かな?花ちゃんと樺倉さんが居酒屋でケンカするやつ。

あのとき、泣いている花ちゃんを樺倉さんは抱きしめるけど特別な何かを言うわけじゃないんですよね。でもあの涙を拭う手が素晴らしくて。花ちゃんを素直にさせる悪態も、とてつもなく優しくて。

甘い言葉も、あの時から何かが変わることもなかったけど、日常をただ一緒にいる、っていう彼らのその普通さが最高に良かった。

この最高に普通な穏やかな関係って現実じゃなかなか手に入らないですしね。もう、ただただ羨ましい。

あとは、宏高のピアス痕かな。ことあるごとにしっかり描かれていて。このピアスの意味に気づいたからこそ、なんとも言えないくらい毎回ドキドキしてました。

そこに派生する遊園地のエピソードもね。大好きです。無理やりシリアスにしないとこ。何か急展開があるわけでもない。だけど、ほんの少しだけ関係が進む。あーー、最高。

今更ね、疲れるほどの胸キュンやシリアスからの感動展開なんて付いていけないので。それよりも、ちゃんと相手のことを考えて行動したりしなかったりする宏高に最高に胸キュンしました。


長くなりましたが。とりあえず世界中がオタクに優しい世界になればいいと思いました。